変わらない良さと変わる良さを両方持ち合わせた人。
とても全ては語れなさそうだけど、頑張って、アルバムをまとめてmemoします。
進化し続けるBeck
Beck
(ベック)
90年代から今も活躍しているアメリカのソロ・ミュージシャン、Beck Hansen(ベック・ハンセン)。
音楽的にはオルタナティブ・ロックですが、カントリー、フォーク、ファンク、R&B、ヒップホップ、エレクトロと、多様な要素を融合した独自の世界を創っています。ある意味天才ですよね。何かを生み出せる人というのは。
また、芸術家でもある彼は、MVもアート感満載で衣装センスもおしゃれです。
代表的なアルバム『Odelay』のジャケット裏面にある”Je suis un revolutionaire”というフランス語は「私は革命家です」という意味らしいです。こんなに長く活動していながら、自分の世界を確立し続け、かつマンネリ化せず常に挑戦し進化していくBeckは、これからもずっとマークしたいアーティストです。
Beckのアルバム
まずは、90年代のアルバムの中で2枚を。(全部UP目標です。)
『Odelay』1996
メジャー2ndとなる通算5枚目のアルバムです。
ジャンルは、やっぱり一言ではなかなか難しい。何にしろ、枠に収まってないカッコよさです。
90年代の名盤の一つと言われているこのアルバムは、奇妙なメジャーデビュー作『Mellow Gold』より、とってもポップでダンサブル。Beckの作品はアルバム毎に様々な味がありますが、私の中のBeckのイメージは、まさにこのアルバム。(・・・でした。『Colors』が出るまでは。)とにかくおもしろいです。
それからこのジャケット。「モップのお化けがハードルを飛んでる!なんの比喩?」って思っていましたが、実は”コモンドール"という正真正銘の犬!・・・と知ったのは、わりと最近のことです。
Devils Haircut
Beck演奏のThemの「I can only give you everything」のリフがイントロから印象的です。そして、やっぱりいろんな音の詰め込み感がおもしろいですね。サンプリング、私はイマイチわかりませんが。
The New Pollution
60年代風のMVが面白いです。ファンキーだけど暗示にかかりそうな脱力振りがBeck風なスルメ曲。サンプリングされたJoe Thomasの「Venus」のサックスがサイケな雰囲気に映えてます。
『Midnite Vultures』1999
Beckの作品の中では、最高にノリが良いご機嫌なアルバムです。
衝撃のメジャーデビュー作『Mellow Gold』、名盤と言われる『Odelay』。続いた前作『Mutations』とこのアルバムで、きっと聴く側の好みのタイプが別れてきましたよね。
アコースティックな前作とは違って、R&B、ソウル色が強い、とってもファンキーな1枚です。やっぱりガシャガシャとローファイ感満載ですけど、全体的にとってもわかりやすくて聴きやすいんですよね。ふざけてて、はっちゃけた感じは・・・まぁそれはBeckですから。
Sexx Laws
Beck曰く「人生はダンス」!代表作の「Sexx Laws」は、まさにそんな曲です。
Mixed Bizness
これまた、アップテンポでグルーヴィーな曲です。
更新履歴
- (2019.4.7)既に記事にしていたアルバムを一つにまとめました。